昨今はすね毛の濃さを気にする男性が増えています。特にハーフパンツや水着を履く機会が増える夏場は、女性が嫌う濃いすね毛を少しでも薄く見せようと試行錯誤する男性の様子がよく見られます。
すね毛にはもともと肌を保護したり保温したりする役割がありましたが、衣服を身に着けている現代の人間には本来の役割は不要になってしまいました。むしろ見た目の印象を悪くするだけのムダ毛とされています。
すね毛の濃さに悩む男性は、何かしらの対処をしてもいいかもしれませんね。気にならないくらいまで薄くしておけば、普段は簡単な手入れだけで状態を維持できますし、中身からも解放されます。ここでは男性のすね毛が濃い理由と、濃いすね毛を薄くする方法について解説します。
男ならすね毛が濃いのは当たり前?
「男だから体毛は濃くて当然」というイメージを持つ人は少なくありません。
確かに、男性ホルモンには体毛を濃くする作用がありますので、女性よりも体毛が濃いのは仕方がないことなのかもしれません。そもそも、女性で男性のすね毛をまったく受け付けないという人は少数派で、「男性ならすね毛が生えていてもおかしくない」と考える人が半数以上を占めます。
しかし、男性でもすね毛が薄い人もいますし、あまりに濃すぎて悩む人もいます。または、自分のすね毛を目にする機会は自分自身よりも周りの人の方が多いわけですから、周りの人がどう感じているかも考えてみてみるのもいいかもしれません。すね毛があまりにも濃いと、若い女性を中心に不快に感じる人もいます。
もしも「男性なのだからすね毛が濃いのは当然」と開き直ったり、諦めたりしているのならば、その必要はありませんよ。男性の濃いすね毛には、トリミングして薄くするという対処法があります。
ただし、女性の目線を気にするからといって、女性のようにすね毛を完全になくしてつるつるにしてしまわぬようにしましょう。あくまでも女性は男性の濃いすね毛が気になるのであって、つるつるの状態を求めているわけではないのです。すね毛をすべてなくしてしまうと、今度は逆に男性の脚としては違和感を覚える女性が増え、逆効果になりかねません。
すね毛が濃いのには原因があった!
すね毛が濃い原因は様々です。
持って生まれたホルモン分泌量の個人差だけですね毛の濃さが決まるわけではないので、普段分泌されるテストステロンの影響は原因の一つにすぎません。実は、すね毛は季節によって濃い時期と薄い時期があります。人間にも動物と同様に夏毛と冬毛があり、冬には肌の乾燥を防ぎ寒風から肌を守るため、夏場より毛が密集して生えるのです。
また、ストレスを強く感じると男性ホルモンの分泌量が増えるため、濃いすね毛が生えてきます。男性ホルモンが優位に働くホルモンバランスの乱れは、職場や学校でのストレスだけでなく、家庭でのストレスが原因になることもあります。タバコや飲酒などもストレスの原因になりますし、寝不足や運動不足、ダイエットなども気づかないうちにストレスとなり、男性ホルモンの分泌を増やすことになっているかもしれません。
さらに、実際に毛が密集して生えていなくても、見た目が濃く見えるようになるケースもあります。特に、カミソリや毛抜きなどの道具を使って処理した後に生えてくる毛は、断面積が通常の毛先よりも広いため、濃いと感じやすいのです。
しかも、カミソリを強く押し当てたり、毛抜きで強く引き抜いたりすると、肌の表面が傷つき、毛の量を増やして身体を守ろうとする防御反応が働いてしまいます。せっかくすね毛を薄くしようと処理しているのに、そのことがかえって濃い毛を生み出す結果になっていることもあるのです。
男でも気になる!濃いすね毛を薄くする方法とは?
男性のすね毛処理は、毛を完全に無くしてしまうのではなく、濃いすね毛を薄くする方法を採るのが理想的です。
さらに、女性のすね毛処理のように一気につるつるするのではなく、男性の場合は少しずつ薄くしていった方が自然に見えます。特にすね毛が濃い人ほど、急に毛がなくなると違和感が大きくなってしまうので気を付けましょう。
すね毛処理と言えば、一番簡単な方法としてカミソリを思い浮かべるかもしれません。しかし、すね毛をカミソリで一気に剃ると、一時的につるつるになりますが、急に減った違和感があるうえに、毛の断面が太いため、数日経って毛が生えてきたときに黒いポツポツが目立つ結果になります。これでは、すね毛を薄くするという根本的な対処にもなっていません。
他の方法として、すね毛を薄くするためにすきばさみを使うこともおすすめできません。濃いすね毛をすきばさみで少しずつすいていくのは時間がかかります。
さらに、すね毛は生えている方向がバラバラで長さも一定ではないので、髪をすく場合とは異なり、薄くなった中に長い毛が残ったりして、かえって目立つようになりかねません。
男性の濃いすね毛を薄くするなら、カミソリやハサミよりもバリカンがおすすめです。肌の上をなでるように移動するだけで、ある程度長さを残して毛を刈ることができるバリカンは、すね毛処理にもピッタリです。すね毛は髪の毛が直毛の人でも縮れているためバリカンで刈っても長さが同じにはならず、短くなった後の毛の向きもバラバラなので、かえって自然に仕上がるのです。充電式か電池式の防水タイプのバリカンを選べば、入浴時にすね毛の処理ができて便利ですよ。
長持ちさせやすいケアを選ぶのがポイント
すね毛を薄くするだけで見た目の印象が変わるのであれば、男性もすね毛処理に挑戦してみてもいいかもしれませんね。
ただし、処理の方法によってはかえって周りに違和感を与えしまうこともあるので、処理方法の選び方には注意が必要です。自己処理する場合のおすすめはバリカンです。長めのアタッチメントを付けたバリカンで刈るようにすると楽に処理できるうえに、自然な仕上がりになります。処理方法によっては、処理する前よりも濃く見えてしまうので気を付けましょう。
しかし、男性の濃いすね毛の自己処理は一時的に薄くみせるだけで、すぐにまた濃くなってしまいます。特に濃いすね毛で、自己処理で薄い状態を保つのが難しいようであれば、プロの手を借りて処理するという方法もあります。脱毛サロンなどに定期的に通い、プロの手を借りて自然に仕上げてもらうのです。薄い状態を長く保てる自分に最適の方法を選びましょう。
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