知らなかった髭ニキビ!普通のとはどこが違うの?


ニキビにはさまざまな分類の仕方があります。

例えば、中高生の肌にできる思春期ニキビと20代以上の成人の肌にできる大人ニキビは、原因の違いによる分類です。思春期ニキビは分泌量が増えた皮脂が毛穴に詰まってできるのに対して、大人ニキビはホルモンバランスの乱れで角栓が詰まりやすくなってできるという違いがあります。

また、できてから治るまでの段階によって、白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ、黄ニキビなど見た目の色で分ける分け方もあります。

そんな中、髭剃りをした後にできるニキビを髭ニキビという特別な名称で呼ぶのをご存知ですか。髭の生えているところにだけできる髭ニキビは、普通のニキビとどこが違うのでしょうか?ニキビは種類によってケアの方法が違いますから、原因や特徴を正しく知ることが大事です。ここでは髭ニキビの原因や対策方法について詳しく解説します。

髭ニキビって原因が違うの?

髭が生えているところにだけできる髭ニキビの主な原因は、髭剃りによる肌のダメージです。

皮脂や角栓が毛穴に詰まってできる普通のニキビとは異なり、カミソリ負けが主な原因です。毛穴にアクネ菌が侵入して起こっているという観点では普通のニキビと共通していますが、髭ニキビは髭を剃らなければ起こりません。カミソリ負けが原因ですから、一度治っても同じ道具で同じ髭の剃り方を続けていると、再び髭ニキビができ、何度も繰り返してしまいます。髭ニキビができる髭の剃り方には次のような特徴があります。

・髭剃り前の保湿ができていない
髭を剃る前に適切なスキンケアを行っていない場合は髭ニキビができやすくなります。乾燥した状態で髭剃りを始めてしまうと、角質層が削れてバリア機能が落ち、細菌の影響を受けやすくなるからです。

・髭剃りの際に角質層を削っている
カミソリやシェーバーを肌に強く押し当てて髭剃りをすると、角質層まで削り取ってしまいます。髭を剃るのと同時に肌表面を守っている角質層を削り取ってしまうと、刺激に対して無防備になり、細菌の影響を受けやすくなります。

また、髭の剃り方が間違っていない場合でも、カミソリやシェーバーが汚れていると、剃り跡の毛穴から雑菌が入りやすく、髭ニキビができてしまいます。ですから、髭ニキビが繰り返しできる場合には、髭の剃り方と共に、カミソリやシェーバーの手入れについても見直す必要があります。

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きちんと知っておきたい!髭ニキビの治し方

髭ニキビは普通のニキビと比べると悪化しやすく、かなり治しにくいという特徴があります。

既にできてしまったニキビが、髭が生えている中に紛れているわけですから、ニキビが治るまで髭を剃らないというわけにいきません。だからといって、剃るのをやめて毛抜きで抜いて治そうとすると、毛穴に力がかかり毛嚢炎を引き起こす可能性もあります。髭剃りの際に表面の角質を余分に削ってしまったことで髭ニキビができている場合には、ニキビの上からさらに削ってしまうことにもなりかねません。

カミソリやシェーバーが汚れていることが原因で髭ニキビになっている場合などは、ニキビができているうえから髭剃りをすることで、雑菌による汚染が更に進むことも考えられます。

そんな髭ニキビですが、普通のニキビ同様、患部を清潔にし、自然治癒を待つという方法でも治すことはできます。自然治癒力を高める環境づくりとして、髭剃り後にローションや乳液をたっぷりつけて保湿しましょう。心配であれば殺菌力のあるニキビ治療薬を使ってみてもよいでしょう。

さらに、ストレスを減らすことによって男性ホルモンの分泌を抑えたり、正しい生活習慣を心掛けたりして体質改善することも、自然治癒力が高まり、髭ニキビに効果的な対策方法です。ニキビ予防対策をしながら自然治癒力を高めることが、髭ニキビの治し方としてはとても重要なポイントです。清潔を保ち、殺菌力や炎症を抑える力のある薬の力を借りながら完治させ、新たな髭ニキビを作らないようにしましょう。

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できる前に予防を!髭ニキビの効果的な対策とは?

肌は乾燥すると、防御のために皮脂の分泌を増やします。

ですから、肌の表面の角質を削り取ってしまったり、保湿をせずに髭剃りをしてしまったりすると、髭ニキビができやすくなります。髭ニキビの対策をするなら、まずは保湿に気を配りましょう。髭剃り前も後もきちんと保湿するようにすることでアクネ菌のエサになる余分な皮脂の分泌を防げます。

カミソリで髭を剃っていた人は、電気シェーバーに変えるだけでも髭ニキビを減らせるかもしれません。軽く肌に当てて滑らせるように剃れば、シェーバーが肌の表面の角質層を削る心配が少ないからです。

カミソリで剃る場合でも電気シェーバーを使う場合でも、髭剃り前に蒸しタオルで髭を柔らかくしてからシェービング剤を塗ると、髭剃りの摩擦が減って肌の負担が減り、髭ニキビの発生割合も減らせることができます。髭剃り後もそのまま放置せず、ローションや乳液で肌を保湿し、角質の働きを補いましょう。

もしも、きちんとシェービング剤を使い、髭剃り後もしっかり保湿しているのに髭ニキビができやすいということであれば、カミソリやシェーバーの刃を新しくしてみましょう。欠けたり汚れたりしている刃を取り換えるだけで、髭ニキビができづらくなるかもしれません。もちろん、サロンなどで髭脱毛してしまうのも、髭ニキビ対策としては効果的です。毎日髭剃りをしなくて済むようになれば、髭ニキビはできなくなります。

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髭ニキビ対策は髭剃りの見直しが大事

髭ニキビは、普通のニキビとは原因やでき方に違いがありますが、対策の面では似ているところがあります。

厳密にいえば、アクネ菌が関わっていればニキビ、それ以外の雑菌が関わっていれば毛嚢炎という分類になりますが、髭剃り跡にできていればいずれも髭ニキビというくくりになります。

ですから、肌も髭剃りに使うカミソリやシェーバーなどの道具も清潔を保ち、正しい剃り方をするだけで、髭ニキビを早く治し、新しい髭ニキビができるのを防げます。また、皮脂の分泌が増えて毛穴が詰まりやすくなると、アクネ菌の繁殖が進みやすくなります。ストレスや寝不足など生活習慣が乱れると、男性ホルモンが優位に傾き皮脂分泌が増えるため、生活習慣を見直し、ストレス軽減に努めましょう。それでも髭ニキビを繰り返してしまうのであれば、サロンで髭脱毛してしまうのも対策として有効です。