胸毛が生える理由は何?生える年齢や生える時期の目安は?


近年では、胸毛のお手入れをする男性が増えてきました。お手入れの、ひとつの手段として脱毛を考えている方も多いのではないでしょうか?しかし、そもそも私たちの身体にはどうして胸毛が生えているのでしょうか?今回は、お手入れをするうえでも知っておきたい、胸毛の基礎知識についてご紹介します。

なぜ胸毛は生えるの?

私たちの身体全体に生えている毛の数は、約150万から200万本といわれています。ムダ毛として扱われることもある体毛は、本来は人間にとって欠かせないものでした。胸毛をはじめとする体毛には、次のようにさまざまな働きや役割があります。

・身体を保温・断熱することで体温を一定に保ち、体温を維持する

・外部から受ける肌への刺激を和らげる、クッションとなる

・直接肌に触れる前に毛に触れることで、事前に刺激を察知する感覚器官となる

・外部のゴミやチリなどの吸い込みを防ぐ(まつげ、鼻毛など)

・体内にある毒素(水銀やヒ素)を、毛を伝わせることで排出する

・紫外線をカットする

・皮膚同士の摩擦を防ぐ(脇など)

・性別を区別する、アイデンティティになる(ひげ、胸毛など)

大昔は、人間は衣服をまとわずに生活していました。そのため、外敵や刺激から身を守るために、体毛が必要だったのです。また、一般的に男性にはひげや胸毛などが比較的濃く生えます。ひげが男らしさの象徴とされることが多いように、私たちは、毛によって男女の性別を見分けたり、毛自体がその人自身のアイデンティティを成していたりするのです。

生える理由は現代でも通用する?

欧米などの諸外国では、あえて胸毛を処理しない人もいます。こうした国や地域では、そもそも、胸毛が濃く生えている人が多かったり、胸毛が「セクシー」「男らしい」などのイメージを伴う傾向にあったりするためです。一方、日本では体毛自体が薄い人が多く、胸毛が生えている人も少ない傾向にあります。日本人で、自分の胸毛に対してコンプレックスを抱いている人も多いようです。上記のように、体毛には人間の身体にとって非常に重要な役割があるため、一概に「無駄である」と結論付けることはできません。しかし、胸毛に関しては、処理しても問題がないと考えられます。文化や技術が発展した現代では、胸毛は衣服に覆われるようになりました。また、暖房器具や空調設備などが頻繁に利用されるようになったため、快適な体温を保つことが比較的容易になりました。こうしたさまざまな変化によって、胸毛が本来持っていた、保温・断熱、皮膚の保護、刺激を察知する感覚器官としての役割は、必要なくなったと考えられます。

生える時期や生える年齢の目安は?

男性に胸毛などの濃い毛が生えるのは、「遺伝」と「男性ホルモン」の働きが原因だと考えられています。胸毛は、実は産毛として細く柔らかく生えていたものが、男性ホルモンの影響で太く濃くなったものです。毛には、頭髪などの硬くて黒い毛である「硬毛」と、細くて柔らかい「軟毛」という種類があります。軟毛は、普段私たちが産毛として認識しているものです。この軟毛のなかには、男性ホルモンの影響を受けて硬毛に生え変わる毛があります。これは「性毛」と呼ばれ、胸毛がまさにこれに当たります。男性ホルモンの量は、人によってばらつきがあり、年齢によって一定ではないとされています。しかし、ホルモンの分泌量が大きく変化し、身体のさまざまな仕組みが変わる思春期に胸毛が生え始めた、あるいは、濃くなったと感じる人が特に多いようです。これは、男性ホルモンに含まれるテストステロンという物質が、毛の細胞を刺激し、ひげや胸毛などの発育を促すためです。また、男性ホルモンは、年齢に関係なく、日々のストレスや過労、運動量、食事内容などでも増減します。これらの要因が変化すると、毛の状態にも変化が表われるかもしれません。

参考サイト

・http://www.skincare-univ.com/article/006743/(スキンケア大学)