髭は口や顎など、顔に生えてくるものなので、日ごろからの手入れは欠かせないものです。男性であれば、毎日の処理も大変なので苦労する方も多いでしょう。髭が生える場所にはそれぞれ意味があるのですが、今回は髭の生える場所と仕組みについて解説していきます。
髭が生えるには意味があった!
思春期にかけて生えてくる髭は、実は男性ホルモンの増加によって生えるようになるといわれています。それと同時に体毛を濃くする働きもあるため、髭自体を濃いものへと変化させていきます。髭の濃さや量は個人差によりますが、一人当たり平均して20,000から30,000本ほど生えていて、1日0.2mmから0.4mmのペースで伸びるとされています。髭の役割としては、物理的な衝撃から肌を守るためにあるといわれており、衣類で覆われていない顔を保護する働きがあります。他にも、髭は保湿機能や断熱機能としての役割も担っていて、紫外線による肌への刺激からも守ってくれるのです。髭の種類には、あご髭と口髭がありますが、どちらも刺激から肌を守るためと考えられています。
髭が生えたり伸びたりする仕組みは?
髭が顔に生えてくる原因には、外部からの刺激が考えられます。特に外に出る際には紫外線を浴びることが多く、刺激が顔に蓄積されます。結果、肌を守ろうという働きかけにより、男性ホルモンが分泌されます。他にも髭を剃ることで、肌に刺激が加えられます。
そういった刺激による影響で髭が顔に伸びてくるといわれています。
また髭は、身体の新陳代謝が活発に働く午前6時から午前10時ころがもっとも伸びる時間帯であるということがデータで判明しています。そのため、新陳代謝が上がる朝方に髭が生えやすいのです。一方で深夜は新陳代謝の活動が抑えられるため、髭の伸びが悪くなるといわれています。この結果を見ると、夜に髭を剃るよりも朝方に髭を剃った方が、髭が目立たないということがわかります。
仕組みが分かれば脱毛もしやすい
髭は男性ホルモンや新陳代謝などの影響によって伸びてきます。どうしても髭が気になる方は、脱毛を考えることも一つの方法です。髭が伸びるのは男性ホルモンの分泌が関係しているので、男性ホルモンを抑える方法を考えれば、自ずと脱毛方法がわかります。その方法とは、大豆イソフラボンが成分に含まれている脱毛(除毛)クリームを使うということです。大豆イソフラボンには、男性ホルモンの分泌を抑える働きがあるため、脱毛に効果が発揮されるといわれています。そのため、寝る前や朝方に脱毛クリームを使えば、髭の成長を以前よりも抑えてくれる効果が期待できます。ただし脱毛クリームには、毛のたんぱく質を分解するアルカリ性が含まれていることが多いといわれています。人の肌は弱酸性のため、アルカリ性の脱毛クリームを使用すると、肌に負担をかけてしまいます。その結果、肌荒れを引き起こす可能性もあります。使用する前にはパッチテストを行ってから、過剰に反応しないかを確認した方がいいでしょう。
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