カミソリはドラッグストアなどで手軽に購入でき、気軽に取り組める方法のひとつです。いつでも気になったときにすぐケアできて便利ですが、カミソリ後に肌がチクチクすることに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。今回は、すね毛を処理した後に肌がチクチクしてしまうのはなぜなのか、またチクチクを防ぐにはどうすべきかについてご紹介します。
すね毛を処理するとチクチクするのはなぜ?
すね毛に限らず、身体の毛は通常先端に向かって細くなっていきます。
カミソリでこれを処理すると、毛の細い部分がなくなり根元の太い部分が残ることになります。すると毛の断面が太くなり、チクチクとした手触りになってしまうのです。「カミソリで毛を剃ると毛が濃くなる」といわれることがありますが、それは残った太い部分が目立って見えるためです。実際に毛が増えているわけではありませんが、見た目も少し不恰好になってしまうことがあります。
また、自然のままの毛は先端が丸まっていますが、カミソリの刃によって切られた毛には角があり、とがった形になります。その状態の毛が成長すると、毛に角があるまま伸びていくので、これもまたチクチクの原因になります。チクチクが発生すると衣服とすれてしまい、痒みや赤みを引き起こすことがあるのでできれば避けたいと思う人は多いでしょう。
特に毛が濃い、太い人は根元の毛もそれに応じて当然太いので、チクチクを感じやすくなります。毛が気になるから処理をする、しかし処理をするとチクチクするというような悩ましい状況になってしまうこともしばしばです。
チクチクしやすいすね毛処理の方法とは?
カミソリだけでなく、はさみを使った処理もチクチクしやすい処理方法です。
総括して刃物類は毛を寸断するので、断面が太く見えやすくなるのです。しかし、チクチクを完全に防ぐことは難しいですが、なるべく感じないようにする処理方法はあります。それはしっかりと毛を深剃りすることです。とはいっても、ただなんとなく肌やカミソリはさみを当てるだけでは、根元まできちんと処理することはできません。深剃りをするための方法を知っておきましょう。
まず、深剃りをするためには剃る前の下準備が重要です。まず、蒸しタオルなどを使って毛穴を開きます。肌に水分を含ませれば柔らかくなり、肌への負担を減らすことが可能です。そして剃るときには必ずシェービング剤を使います。シェービング剤は刃の動きを滑らかにし、摩擦を減らす役割があります。ボディソープで代用する人も多いですが、これはあまりおすすめできません。ボディソープは身体を洗うものであり、配合されている成分もそのためのものです。
それに対して、シェービング剤は剃毛時の肌への負担を減らすため、肌を保護する成分が含まれています。毛を剃るときにはシェービング剤を準備しましょう。また、カミソリを選ぶときは刃の枚数が多いものを選ぶようにすれば、それだけ刃が毛に触れる機会が多いため深剃りしやすいです。刃が古くなってきたら適宜新しいものに替え、切れ味の良いカミソリで処理するようにしましょう。
チクチクしないすね毛処理の方法とは?
除毛クリームもまたチクチクを防げる処理方法です。
除毛クリームとは、薬剤を使って毛を溶かすケア方法です。毛穴の中にも入り込んで作用するため、カミソリで剃ったときのように毛の断面が太く見えることは起こりにくく、また伸びてくる毛もとがった感じはありません。クリームにはアルカリ性の成分が含まれており、これが毛を構成するタンパク質に作用して毛を溶かします。商品によって手順に多少の違いはありますが、基本的にはムダ毛が気になる箇所に塗り、数分置いてから洗い流すだけです。
背中など自分の目が届きにくい場所でも塗るだけで処理ができるので、全身をケアすることが可能です。ドラッグストアで入手できるので、気軽に試しやすい方法でしょう。除毛クリームを使うときには、使用前に必ずパッチテストをします。二の腕の内側など目立たないところに薬を塗り、説明書に書いてある時間を置いて洗い流します。1日様子を見てみて、特に異常がなければ使用可能です。もし痒みや発疹が出る場合には使用は避けましょう。
チクチクしないすね毛処理の方法だけど…
ほかにもチクチクしないすね毛処理方法はあります。
たとえばブラジリアンワックスです。ブラジリアンワックスとは、専用のワックスを肌に塗ってその上にシートを貼り、そのシートをはがして脱毛する処理方法です。原理は脱毛テープと同じですが、ワックスにはハチミツや砂糖など粘着質の成分が含まれており、シートにより密着して毛を抜けやすくしています。
もともとはアンダーヘアの処理に使われていた方法で、欧米では一般的な脱毛方法です。アンダーヘアだけでなく他の部位に応用することもでき、もちろんすね毛の処理も可能です。毛根からごっそり抜くので、残った毛がチクチクすることもありません。同じように毛抜きでの処理も毛根から毛をなくすので、チクチクを防ぐことが可能です。
しかし、これらの方法は肌への負担が大きく、ダメージを負いやすい方法です。肌が傷つくと埋没毛などのリスクあり、きれいに処理したい人にはおすすめとは言えません。特にブラジリンアンワックスはシートで一度にムダ毛をはがすため、それなりの痛みも伴います。人によっては我慢できないほどの痛みを感じる人もいますから、なかなかトライしづらい方法でしょう。
まとめ
カミソリやはさみを使ったすね毛処理は、チクチクとした手触りになってしまうことがあります。
根元の太い部分の毛の断面が見えるようになってしまうのがその原因です。服とすれてしまって不快に思う人も少なくないでしょう。そんな悩みを抱える人は、カミソリ以外の方法を検討してみてはいかがでしょうか。除毛クリーム、ブラジリアンワックス、毛抜きと方法はいろいろありますので、自分に合った方法も見つけやすいでしょう。
しかし、なかには肌への負担が大きく、トラブルの原因になりかねないものもあります。普段は特に問題がなくても、体調によって問題が起こることもありえますので、自分の体質やその時の身体の状態を考慮しながら、最適の方法で処理するようにしましょう。
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