がんばって髭剃りをしたのに、手触りが滑らかでないと残念ですよね。目立ってしまうことが多く、清潔感がないように見えやすいので、人に会うのが嫌になるケースもあるかもしれません。そのような人は、髭剃り跡のぶつぶつを消せるのであれば、その方法を知りたいと思うでしょう。
そこで今回は、ぶつぶつになる原因を説明し、髭剃り跡を効果的に解消する方法を4つ紹介します。
髭剃り跡がぶつぶつしてしまうのはなぜ?
髭剃り跡の状態に、特に大きな影響を与えるのは髭の濃さです。
髭が薄い人は、髭が細くて毛穴も小さいので剃り跡はきれいになりやすいです。それに対して、男性ホルモンの働きが強くて髭が濃い人は、剃り跡がぶつぶつになりがちです。髭が太くて毛穴も大きいので、剃り跡の断面積が広くなってしまうからです。
また、深剃りできていないことも、髭剃り跡がぶつぶつしてしまう人に見られる特徴です。剃った直後は滑らかなのに、時間が経つとぶつぶつになることはないでしょうか。その時間が短い場合は、深剃りできていない可能性があります。髭は剃った直後も、それまでのペースで伸び続けています。
そのため、肌の表面と同じ高さでしか剃っていないと、すぐに毛穴から出た状態になってしまうのです。一方で、毛穴のなかの髭まで剃っていると、髭剃り直後だけでなくしばらくのあいだはぶつぶつになることはありません。このような深剃りができていない人は、正しい方法でシェービングをしていないと考えられます。
髭剃り跡のぶつぶつ解消法その1.毛抜き
毛抜きを使うと髭を根元から取り除けます。
毛穴のなかが空になるので、剃ったときのように髭の断面が目立ってしまうことはありません。抜いた後に肌を冷やすと、毛穴が閉じてつるつるの状態になります。根元から抜いているので、髭が再び成長を始めても、すぐに見える状態になることはありません。朝に抜いておけば、午後になってもぶつぶつになるのを避けられます。このように、つるつるになる効果と持続時間の長さが毛抜き処理のメリットです。
一方で、この方法のデメリットとして、抜くときに痛みをともなうことが挙げられます。毛穴の先端付近には多くの神経が存在するので、抜こうとすると痛みが生じてしまいます。1本ずつ処理する必要があるので、痛みを感じる時間は長くなりがちです。また、上手く抜かないと、髭が途中で切れて毛穴の中に残ってしまうことがあります。抜くときに毛穴の内側を傷つけたり、肌の表面を剥がしたりして出血するケースも見られます。
髭剃り跡のぶつぶつ解消法その2.コンシーラーで隠す
コンシーラーは部分的に使用するファンデーションであり、女性がメイクの際にシミなどを隠すために使用するのが一般的です。
通常のファンデーションよりカバー力があるので、男性が髭剃り跡のぶつぶつを消すのにも役立ちます。リキッドやクリームなどのタイプがありますが、どれも短時間で塗れるのが大きなメリットです。すぐに隠せるので、急に外出することになった場合でも簡単に対応できます。
しかし、コンシーラーは、時間が経つと落ちてしまうケースがあります。特に汗をかいたり手で触ったりすると落ちやすいのが特徴です。その都度塗り直す手間がかかりますし、外出先で落ちると気付かないケースもあるでしょう。上手く塗らないと、不自然になりコンシーラーを使っているのがバレてしまうおそれもあります。髭剃り跡を上手く消すコツは、色の選び方に気を使うことです。いきなりベージュを塗るのは良くありません。オレンジを塗って剃り跡の青さを緩和してから、自分の肌色に近いベージュを馴染ませましょう。
髭剃り跡のぶつぶつ解消法その3.抑毛ローション
抑毛ローションはその名のとおり、毛が生えてくるのを抑制するローションです。
髭が細くなったり抜けやすくなったりして、ぶつぶつが目立ちにくくなる効果を期待できます。また、朝の洗顔後や夜の入浴後などに塗るだけなので、とても手軽で痛みがないことがメリットとして挙げられます。ドラッグストアなどで、数千円で売られていることが多く、エステやクリニックに通うような高額な費用はかかりません。
しかし、使用する場合は注意しなければならないこともあります。肌がデリケートな人の場合は、肌荒れになってしまう可能性があることです。説明書に従ってパッチテストを行い、使用前に肌の反応を確かめることが大切です。また、効果に個人差があることも理解しておきましょう。髭の濃さや体質などによっては、必ずしも薄くなるとは限りません。効果がある場合でも、他の人より日数がかかってしまうケースもありえます。
髭剃り跡のぶつぶつ解消法その4.日焼けする
日焼けによって、ぶつぶつを目立たなくする方法もあります。
毛穴の周辺の肌が黒くなれば、髭剃り跡の黒い断面が分かりにくくなります。いったん日焼けをすれば肌が白くならない限り、ずっと目立ちにくいことがメリットです。
そして、日焼けをするとワイルドに見えるので、そのようなルックスが好みの場合は一石二鳥と言えます。また、日焼けするだけで良いので方法としてはとても簡単です。日焼けサロンを利用する方法もありますが、節約したいなら太陽の下で積極的に活動すると良いでしょう。
ただし、日焼けすることにはデメリットもあります。日光に含まれている紫外線は肌に良くないことで知られています。たとえばメラニンの生成を促すので、シミができてしまうおそれがあります。そのほかにも、肌が荒れたり乾燥したりするなどの悪影響が生じやすいです。また、太陽の日差しが強いと、日射病や脱水症状になってしまうこともあるので注意しなければなりません。
まとめ
すべての男性の髭剃り跡が、ぶつぶつになるわけではありません。
髭剃り跡がきれいな人とぶつぶつになる人の違いを知っておきましょう。髭の濃さやシェービングの方法などの違いが、髭剃り跡の状態に影響していることが多いです。ぶつぶつを消す方法として、毛抜きで抜く処理が広く知られています。
しかし、出血することも珍しくなく、化膿してしまうこともあるので注意が必要です。今回紹介した内容を参考にして、自分に合う方法を探してみてはいかがでしょうか。人によって合う方法は違うので、先入観を持たないことが大切です。たとえば、コンシーラーは女性のものであるというイメージを持っている男性も多いでしょう。実際に試してみると、驚くほど効果を実感できるかもしれません。ぜひ柔軟に試す姿勢を持って、自分に合う方法を見つけてください。
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