髭を剃ってるとカミソリ負けしてしまう・・・どうしたら!?

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毎日髭を剃っている男性にとって、もっとも困るトラブルの1つがカミソリ負けではないでしょうか。

カミソリ負けはムダ毛処理後の傷ついた肌に、雑菌が感染して起こる細菌性の皮膚炎です。カミソリ負けになってしまうと、赤みや湿疹で肌が汚く見えるだけでなく、ヒリヒリ感やかゆみといった不快な症状が出てきます。カミソリ負けを予防するためには、髭剃りの際の肌の負担を少しでも軽くすること、さらに肌に雑菌が侵入しないように道具の手入れなどにも気を遣う必要があります。それでもカミソリ負けしてしまったら、症状が悪化しないうちに早めに医師に相談するなどの対策が必要です。

カミソリ負けしないために!髭剃りの時の対策あれこれ

特にカミソリを使った処理ではカミソリ負けが起きるリスクが高くなります。

それはカミソリで髭を剃った場合、刃が肌に直接あたって皮膚の表面を削ってしまうことが原因です。カミソリで髭を剃った後の肌は、いわば目には見えない小さな傷がたくさんついた状態です。このとき保湿などのアフターケアを忘れたり、不衛生な状態のカミソリから傷口に雑菌が入ってしまったりすると、カミソリ負けする確率が一気に跳ね上がります。対策として、カミソリを使って髭を剃るときは、道具の選び方からアフターケアまで細心の注意を払って処理する必要があると言えるでしょう。カミソリを使って剃るときは切れ味のよい刃のカミソリを使い、温めて柔らかくした肌に必ずシェービング剤を塗ってから剃るようにします。

最初は毛の流れに沿って剃ってみましょう。毛の流れに逆らう逆剃りはなるべく避けます。同じところを何度も剃るのも厳禁です。処理が終わったらシェービング剤を落とし、肌の冷却・保湿といったアフターケアを行います。何か特別な対策を取らなくても、基本に忠実にカミソリを扱うだけでカミソリ負けのリスクはかなり減らせるはずです。

カミソリを使って剃ること自体が肌に大きな負担をかける行為です。ここまで気をつけていても、肌が弱い人はカミソリ負けを起こしてしまう可能性は否定できません。また、人によってはシェービング剤でかぶれてしまうこともあります。

髭を剃ってるとカミソリ負けしてしまう・・・どうしたら!?

髭剃りにシェーバーを使えばカミソリ負けしない!?

肌が弱い人はカミソリではなく、電気シェーバーで髭を剃ることを考えてみましょう。

電気シェーバーの場合、カミソリとは違って刃が直接肌に当たることがありません。しかも、肌にアタッチメントを直角に当て、毛の流れに逆らって滑らせるだけできれいに髭を剃ることができます。肌にアタッチメントを押し付けないように注意すれば、肌への負担をかなり軽減できるはずです。

こうしたことから電気シェーバーを使った髭剃りは肌に優しく、カミソリ負けもしづらいと考えられます。さらに安全性が高く、手が滑ってもケガのリスクがないというメリットもあります。カミソリがうまく扱えないという人でも安全に髭が剃れるのが電気シェーバーの利点です。電気シェーバーの場合は何もつけないで髭を剃れるドライ剃りが基本です。

しかし最近ではシェービング剤を使って剃るウェット剃りに対応しているタイプの製品も普及しています。電気シェーバーと電気シェーバー用のシェービング剤の組み合わせはシェーバーによる摩擦から肌を保護できる分、特に肌に優しいといわれています。ドライ剃りでカミソリ負けする、という人は、電気シェーバーを使ったウェット剃りにチャレンジしてみるとよいでしょう。

髭剃り中にカミソリ負けするとかゆくなる・・・なんで?

髭剃りでカミソリ負けしてしまった場合、症状よっては、つらいかゆみがでるといった症状が起きることがあります。

これはカミソリ負けで起きる肌の炎症が原因です。肌に炎症が起きると、肌を守ろうとしてヒスタミンという物質が分泌されます。これがかゆみを引き起こすことになります。かゆみに耐えられず、炎症している部分をかいてしまうとヒスタミンの分泌量が増え、かゆみが悪化してしまいます。

肌へのダメージが大きくなるという意味でも、かくのはあまり賢い対処法とはいえません。かゆみを上手に抑えるためには肌に刺激を与えないよう、そっとしておくことが大切です。また、肌を冷やす、保湿をするといった応急処置も効果的です。肌を冷やすことで炎症が落ち着きやすくなり、保湿には肌を刺激から守る効果を期待できます。

それでもかゆみが治まらない場合は非ステロイド系のかゆみ止めなどを塗り、様子を見ましょう。なかなか症状が改善しない場合には皮膚科を受診することも検討します。また、アレルギー体質がある人も念のため医師の診察を受けたほうがよいでしょう。髭剃りに伴うカミソリ負けではなく、金属アレルギーやシェービング剤へのかぶれなどが原因でかゆみが出るケースもあるからです。

髭を剃ってるとカミソリ負けしてしまう・・・どうしたら!?

髭を剃っていたらカミソリ負けした・・・どうやって治すの?

髭剃り後のカミソリ負けを早く治すためには、症状に気づいた時点で正しく対処することが大切です。

まず、考えられる対策は皮膚科を受診することです。本当にカミソリ負けが起きているのかどうか詳しく原因を調べてもらえます。また他の原因で湿疹やかゆみが起きていたときでも、きちんと処置してもらえます。最初に原因を特定したうえで、それにあった治療を受けられるのが医療機関の診察を受けるメリットです。ちなみに、カミソリ負けだと診断された場合は、抗生物質などが処方され在宅で治療することになります。お金と時間はかかるかもしれませんが、間違いのない対処法といえるでしょう。特にかゆみを伴う湿疹がある、膿が溜まっているなど症状が重い人は早めに医師の診察を受けるようにしましょう。

一方、仕事が忙しくてなかなか病院に行けない人、もしくは症状が軽いので様子を見たいという人は、市販の軟膏を塗って対処するという方法もあります。髭剃り後のカミソリ負けを治すのに使える市販薬としては、傷口に塗る殺菌効果のある塗り薬や非ステロイド系のかゆみ止めなどがあげられます。もっとも、市販薬をしばらく使っても症状が改善しない、もしくは症状が悪化しているようであれば、そのときは迷わず皮膚科を受診をすることをお勧めします。

髭を剃ってるとカミソリ負けしてしまう・・・どうしたら!?

まとめ

カミソリ負けをきれいに治すためには、症状が悪化する前にきちんと対処することが必要です。

特に症状が重い人は早めに皮膚科に行くようにしましょう。抗生物質などカミソリ負けに効果的な薬の処方が受けられます。

ただし、いくらカミソリ負けを治したとしても、何度もカミソリ負けを繰り返すようでは困ったものです。カミソリ負けができてしまったら治療するだけでなく、髭の剃り方やスキンケアなども見直してみましょう。肌に負担のかかる剃り方を避け、保湿などのケアを徹底すれば、カミソリ派の人でもカミソリ負けが起きづらくなります。