男性であっても、脇毛が気になって処理をしたいと思っている人もいるでしょう。脇毛を処理する場合は、脇毛に関する基本的な知識を持っていたほうが良いです。そこで今回は、脇毛の伸びるスピードに差がある原因など、脇毛に関する基本的な知識をご紹介します。さらに、その知識を活かして上手に処理する方法もご紹介していくので、ぜひ参考にしてください。
脇毛は何歳からはえる?
脇毛が生えることには、ホルモンが関係しています。人間の体内には男性ホルモンと女性ホルモンがありますが、脇毛に大きな影響を与えるのは男性ホルモンのほうです。男性ホルモンには、テストステロンという成分が含まれています。このテストステロンの分泌量が増加すると、男性ホルモンが活性化して脇毛が濃くなると考えられているのです。多くの場合、男性ホルモンの活性化は思春期に始まります。思春期の開始時期には個人差がありますが、小学校の高学年から中学生であることが一般的です。そのため、12歳前後で生える人が多いでしょう。また、高校生になる頃にはほとんどの人が思春期になっていますから、遅くても15歳程度までには生えることが多いと考えられます。ただし、思春期の開始時期は、時代とともに変わっています。以前より少しずつ低年齢化しつつあるのが現状です。それには、食生活の変化などのさまざまな要因が関係しているといわれています。この影響により、脇毛が生える年齢も少しずつ早くなってきています。今後は、小学生の間に生える人の割合がもっと多くなるでしょう。
脇毛が伸びるスピードが速い人と遅い人がいるのはなぜ?
脇毛の伸びるスピードが、ほかの人より速いように感じたことはないでしょうか。脇毛が伸びるスピードは、毛周期と関係しています。脇毛の成長にはサイクルがあり、放置していても伸び続けるわけではありません。ある程度の長さになると、成長が止まって抜け落ち、また新しい脇毛が生えてくるのです。このサイクルは毛周期と呼ばれており、3つのステップに分かれています。最初のステップは脇毛が伸びる「成長期」です。脇毛を成長させる細胞分裂が活発に行われます。次のステップは「退行期」です。細胞分裂が行われなくなり、脇毛の成長が止まります。そして最後のステップは、脇毛が抜け落ちた後の「休止期」です。この毛周期は人によって異なるので、脇毛の伸びるスピードにも個人差があるのです。さらに、同じ人でも毛周期は常に同じというわけではありません。多くの要因に影響を受けるといわれています。脇毛の成長に必要な栄養分の摂取量も、そのひとつです。また、ホルモンバランスも関係しており、睡眠やストレスによっても変わると考えられています。
脇毛の上手な処理の仕方は?
脇毛を上手に処理したいなら、毛周期を考慮して脱毛すると良いでしょう。成長期に脱毛すると、高い効果を得やすいです。逆に、退行期や休止期に行っても、あまり効果は見込めません。なぜなら、退行期や休止期に脱毛をしても、毛乳頭への影響が少ないからです。毛乳頭は、脇毛の成長に必要な栄養分を血液中から吸収する役割を果たすものです。毛乳頭を弱らせることによって、脇毛の成長を妨げる効果を期待できます。成長期の毛乳頭は、脇毛を成長させる細胞とつながっているのでダメージを与えやすいです。脇毛を脱毛するなら成長期に行うようにしましょう。脱毛する時間がなくて除毛で済ませる場合は、角質層を傷つけないように気をつけてください。入浴時に行う人が多いですが、角質層が柔らかい状態になっているので注意が必要です。同じ個所を何度も剃ると、角質を削ってしまうだけでなく、出血してしまう恐れもあります。スムーズに剃るために、クリームを使って少ない回数で済むようにしましょう。上手くできない場合は、電気シェーバーを使うのがおすすめです。肌を傷つけにくい構造になっているものが多いので、肌トラブル防止にもなります。
参考サイト
http://www.skincare-univ.com/article/009525/
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