そうした世間的評価も考えて「胸毛をどうにかしたい」と感じている人も少なくないでしょう。胸毛の処理方法にはいろいろなものがありますが、そのなかで真っ先に候補に上がるのは、手持ちのカミソリや電気シェーバーで胸毛を剃るという方法だと思います。たしかに使い慣れた道具でムダ毛をさっと剃れるのは手軽でいいですよね。ただ、胸毛を剃って処理する方法には、チクチクしやすい、剃り跡が目立つといったデメリットもあります。人によって好みの分かれる処理方法といえそうです。
気になったらすぐに剃るべき!?胸毛との向き合い方について
日本人は欧米人に比べてもともと体毛が薄い人が多いだけに、胸毛が濃い男性は少数派です。
それだけに濃い胸毛に対する風当たりは強いものがあります。シャツやタンクトップから覗く濃い胸毛に拒否感を覚える女性は多くいます。男性ホルモンの影響もあって、胸に剛毛が生えるのは男性の宿命といえば宿命です。そのため、胸毛はワイルド、男らしいと感じる人も欧米ではいます。
とはいえ、日本人の場合は中途半端に生えてしまう人が多いせいか、胸毛に魅力を見出せる人は少ないようです。むしろ「清潔感を出すために胸毛は処理しておくべき」という発想を持つ傾向があります。したがって、胸毛に関しては基本的にある程度処理するように心がけるといいと言えます。気になったらすぐに剃るというのは正しい対応といえるでしょう。ムダ毛を剃って処理する方法には、道具を使い慣れているので処理しやすい、新しい除毛グッズを揃えなくて済むといったメリットがあります。一方で、チクチク感やかゆみが出やすい、毛が濃い人だと剃り跡が目立ってしまうというデメリットがあるのも事実です。
また、特にカミソリを使った処理に関しては、カミソリ負けが起きるリスクがあるという難点もあります。人によっては除毛クリームやワックスを使った除毛、あるいは専門店の光脱毛やレーザー脱毛といった方法が合っている可能性もあります。たとえば、除毛クリームやワックスを使った除毛では毛穴から毛を処理できるため、処理の跡があまり目立ちませんし、チクチク感も出づらいようです。さらに、クリームやワックスを塗り広げて脱毛するので、広範囲に生えたムダ毛を一気に処理できるというメリットもあります。
剃ったら濃くなる!?胸毛の謎
胸毛を剃って処理する方法に関してはもう1つ、気になる噂もあります。それが「ムダ毛を剃ると毛が濃くなる」というものです。
この噂に関しては「医学的に証明されたものではない」というのが真相のようです。医学的な観点からいうと、ムダ毛を剃ったら毛が濃くなるという話に根拠はないということになっています。たしかに、毛を剃ったあと、再び伸びてきた毛が濃く見えることはあります。しかし、それは目の錯覚が原因です。カミソリや電気シェーバーで毛を剃ると毛が斜めにカットされるため、毛先の断面積が広くなります。毛先が太く見えるようになったことで、実際に毛が濃くなっているわけではないのに毛が濃くなったように見えるのです。
ただし、肌に負担のかかるような剃り方を繰り返した場合は話が別です。人の体毛には肌を外部の刺激から守るという役割があります。また、医学的に証明された話ではないのですが、肌を傷つけるような剃り方をしてしまうと、肌を守ろうとして胸毛が本当に濃くなってしまう可能性があるのです。そのため、胸毛を濃くしたくないのであれば、肌に負担のかけないような剃り方で胸毛を剃る必要があると言えるでしょう。同じところを何度も剃る、カミソリでいきなり逆剃りをするといった間違った剃り方は、肌に大きなダメージを与えてしまいます。カミソリ負けに代表される肌トラブルの原因にもなりますので、こうした無理な処理方法は避けましょう。また、処理後は肌の冷却や保湿といったアフターケアをしっかりと行い、ムダ毛処理で傷ついた肌をいたわることも大切です。
胸毛を剃ったらかゆくなってくるって本当?
胸毛を剃ると、あとでかゆみが出やすいというのは本当です。
その原因は主に2つあります。
1つはカミソリや電気シェーバーを使った場合、毛先が鋭くカットされてしまうことです。毛先が斜めにカットされるということは、毛先が鋭く尖ってしまうことになります。しかも、胸毛は硬く太い剛毛です。毛の長さがある程度あれば、途中で折れてくれるのですが、毛が短いと針のようにチクチクと肌に刺さってしまいます。そのため、胸毛が伸びてきたときに「チクチクしてかゆい」と感じてしまいがちです。
もう1つは、カミソリ負けによるかゆみです。特にカミソリを使って剃った場合、処理後は肌全体に無数の小さな傷ができた状態になります。これはムダ毛を剃るとき、カミソリの刃が肌の表面も一緒に削り取ってしまうためです。こうしてできた傷口に雑菌が入ってしまうと肌に炎症が起き、かゆみなどの症状が起きます。これがいわゆるカミソリ負けといわれるものです。「かゆい」と感じるのを予防しつつ、胸毛を剃るためには正しいやり方で毛を剃る必要があります。肌を温めてから剃る、カミソリを使うときはシェービング剤を使うといった基本を徹底しましょう。また、処理後はアフターケアとして保湿を忘れずに行いましょう。保湿ケアはカミソリ負けのリスクを減らせるだけでなく、チクチク感防止にも役立ちます。
さらに、雑菌が繁殖しないように道具を清潔な状態で保管する、刃の切れ味の良さを保てるよう定期的に刃を交換するといった道具のメンテナンスも大切です。
まとめ
日本人男性の場合、胸毛に関しては基本的に処理しておいたほうが無難といえます。
胸毛を剃ることでシャツやタンクトップも堂々と着られ、自分の上半身に自信が持てるようになるはずです。また、女性受けがよいというメリットも見逃せません。胸毛を処理するには複数の方法がありますが、そのなかで剃る方法に関しては処理後にチクチクしやすいなどのデメリットがあります。処理後に快適に過ごすためにも、剃り方やアフターケアには気を遣いましょう。
ワックス、除毛クリームなど剃る以外の自己処理方法、さらにはサロンやクリニックで脱毛するという選択肢もあります。自分の好みや肌質によっても合う方法は変わりますので、まずはいろいろ試してみてはいかがでしょうか。
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